第24回・2022年

24PM061|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

責任病巣が最も限局しているのはどれか。

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正解4

正答

4

この問題のポイント

純粋発語失行は、言語理解・語彙・文法や口腔器官の筋力低下ではなく、発話運動の企画・プログラミングが選択的に障害された状態である。左中心前回下部など比較的限局した病変で生じ得るため、選択肢中で責任病巣が最も限局している。

解説

純粋発語失行では構音の歪みと一貫しない誤り、音の探索、発話開始困難、速度低下、プロソディ異常がみられる一方、書字言語などは保たれ得る。片麻痺の病態失認や半側空間無視は注意、身体表象、覚醒など右半球の広いネットワークに関わる。全般性注意障害は前頭頭頂・皮質下を含む分散系、構成障害も頭頂葉を中心に複数認知過程が関与し、単一の小病巣へ限定しにくい。

選択肢の確認

1.片麻痺の病態失認:右半球の身体認知・注意ネットワークなど多領域が関与する。
2.全般性注意障害:覚醒・持続・選択など分散した神経系の障害で生じる。
3.半側空間無視:右頭頂葉だけでなく前頭葉、側頭葉、皮質下連絡も関与する。
4.純粋発語失行:正しい。左中心前回下部等の比較的限局した病変で選択的に出現し得る。
5.構成障害:視空間認知、計画、運動出力など複数過程に依存し、病巣も多様である。

覚えるポイント

「純粋」と付く症候は機能が選択的に障害される。発語失行は筋麻痺でなく、発話運動プログラミングの障害である。

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