第25回・2023年

25PM082|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

発話速度の調整を目的とする訓練はどれか

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正解5

正答

(5)

この問題のポイント

フレージングは、発話を意味のまとまりごとに区切り、適切な位置へ休止や吸気を入れることで発話速度と呼吸・発声の協調を調整する訓練である。

解説

運動障害性構音障害では、加速、短い突進性発話、息継ぎ位置の乱れなどにより明瞭度が低下する。文へスラッシュ等を付け、ひとまとまりを一定の速度で読み、境界で確実に休止するフレージングにより、単位時間あたりの音節数を下げ、聞き手が処理しやすい韻律を作る。咀嚼法は咀嚼様運動から喉頭・構音器官の過緊張を軽減して発声を導く。交互反復運動は構音器官の速度・規則性を評価・訓練するが、会話速度調整そのものとは異なる。内緒話法は声門過緊張の軽減、寒冷刺激は顔面・口腔運動反応の促通を狙う。

選択肢の確認

1.「咀嚼法」:誤り。咀嚼様運動で発声・構音の緊張を調整する方法で、発話速度の区切りを主目的としない。
2.「交互反復運動」:誤り。/pa-ta-ka/等で運動速度・規則性を扱うが、文章発話の速度調整法ではない。
3.「内緒話法」:誤り。軟起声や喉頭緊張の軽減を目的とする音声訓練である。
4.「顔面の寒冷刺激」:誤り。感覚入力による運動促通が目的で、会話速度を直接制御しない。
5.「フレージング」:正しい。意味単位に区切りと休止を設け、速度・呼吸・韻律を整える。

覚えるポイント

速度調整は、ペーシングやフレージングで外的な区切りを作る。声質、筋緊張、運動促通を狙う訓練と目的を分ける。

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