25PM083|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
嚥下障害に関与する咽頭神経叢支配でない筋はどれか
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
咽頭神経叢は主に迷走神経線維を介して軟口蓋・咽頭筋の多くを支配するが、口蓋帆張筋は例外的に三叉神経第3枝の支配を受ける。
解説
嚥下時には軟口蓋挙上、咽頭収縮、食道入口部開大が協調する。口蓋舌筋と口蓋咽頭筋、上咽頭収縮筋は咽頭神経叢を介する迷走神経支配を受ける。輪状咽頭筋も迷走神経系の咽頭・反回神経等による支配を受け、上部食道括約部を構成する。一方、口蓋帆張筋は軟口蓋を張り、耳管開大にも関与する筋で、第一鰓弓由来のため下顎神経、すなわち三叉神経第3枝から運動支配を受ける。軟口蓋筋の中で「張る筋だけV3、その他は主にX」という例外を押さえる。
選択肢の確認
1.「口蓋舌筋」:誤り。咽頭神経叢を介する迷走神経支配で、口峡の調節に関わる。
2.「口蓋帆張筋」:正しい。下顎神経V3支配であり、咽頭神経叢支配ではない。
3.「口蓋咽頭筋」:誤り。咽頭神経叢支配を受け、咽頭挙上・短縮に関わる。
4.「輪状咽頭筋」:誤り。迷走神経系の支配を受ける上部食道括約筋の主要部である。
5.「上咽頭収縮筋」:誤り。咽頭神経叢を介する迷走神経支配を受ける。
覚えるポイント
軟口蓋筋では口蓋帆張筋だけ三叉神経V3、口蓋帆挙筋・口蓋舌筋・口蓋咽頭筋などは主に咽頭神経叢と覚える。