第25回・2023年

25PM084|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

嚥下障害に対する直接訓練法とその目的との組み合わせで誤っているのはどれか

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正解4

正答

(4)

この問題のポイント

K-point刺激法は、口腔内の特定部位へ触覚刺激を与えて嚥下反射を誘発する方法であり、唾液分泌を増やすことを目的としない。選択肢4が誤った組合せである。

解説

息こらえ嚥下では嚥下前から声門を閉鎖し、嚥下後に咳を加えるなどして気道防御を高める。努力嚥下は強く飲み込むことで舌根・咽頭収縮圧を高め、残留軽減を狙う。メンデルゾーン法は嚥下時の喉頭挙上を意識的に保持し、食道入口部の開大時間を延ばす。K-pointは臼後部周辺など嚥下誘発に有効な口腔内点への刺激で、嚥下開始を促す。スライス型ゼリーは薄く切ったまとまりやすい食塊を咀嚼せず送り込むことで、食塊形成が困難な例を補助する。いずれも適応と誤嚥リスクを評価して実施する。

選択肢の確認

1.「息こらえ嚥下―反射前の声門閉鎖」:正しい。嚥下前から意図的に気道を閉鎖する。
2.「努力嚥下―咽頭嚥下圧生成」:正しい。強い収縮で舌根・咽頭圧を高める。
3.「メンデルゾーン法―入口部開大時間延長」:正しい。喉頭挙上保持で開大を長くする。
4.「K-point刺激―唾液分泌誘発」:誤りで正答。主目的は感覚刺激による嚥下反射の誘発である。
5.「スライス型ゼリー丸飲み―食塊形成補助」:正しい。まとまりのある形で送り込みを助ける。

覚えるポイント

訓練名を標的機能へ結ぶ。息こらえ=気道防御、努力嚥下=圧、メンデルゾーン=喉頭挙上・入口部開大、K-point=反射誘発である。

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