26PM085第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

嚥下障害

嚥下の随意的惹起能力を評価する簡易検査はどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

反復唾液嚥下テストRSSTは、30秒間に随意的な空嚥下を何回起こせるかを触診で数え、嚥下惹起能力を簡便に評価します。

解説

RSSTでは検者が甲状軟骨・舌骨付近に指を当て、対象者へ「できるだけ何度も唾を飲んでください」と指示し、喉頭挙上を伴う嚥下回数を30秒間測定します。水や食物を使わずベッドサイドで実施でき、一般に3回未満は嚥下障害を疑う目安ですが、年齢、口腔乾燥、指示理解も結果に影響します。食物テストと改訂水飲みテストは実際の試料を嚥下した際のむせ、呼吸、湿性嗄声などをみます。頸部聴診法は嚥下音・呼吸音を聴取する補助評価です。咳反射テストはクエン酸等への咳反応から気道防御感受性を調べ、随意的な嚥下反復そのものではありません。

選択肢の確認

1.「食物テスト」は食物嚥下時の安全性・口腔処理をみるため×です。
2.「頸部聴診法」は嚥下音と呼吸音を聴く方法で、惹起回数の検査ではなく×です。
3.「咳反射テスト」は不顕性誤嚥に関わる気道防御反射をみるため×です。
4.「改訂水飲みテスト」は少量の水を使い嚥下後反応を評価するため×です。
5.「反復唾液嚥下テスト」は指示で空嚥下を反復させるので○です。

覚えるポイント

RSST=30秒の空嚥下回数、MWST=少量水、FT=食物、咳テスト=気道防御です。目的と刺激物の有無を対応させます。

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