25PM096第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

成人聴覚障害

一側性難聴者への対応で誤っているのはどれか

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

一側性難聴では、良聴耳の保護と経過観察、聞き取りにくい方向・騒音への補償、自己説明の支援が重要である。通常の一側性難聴だけでは身体障害者手帳の聴覚障害基準を満たさず、申請を一般的対応とはしない。

解説

一側性難聴は静かな場面の正面会話が可能でも、難聴側からの音、騒音下聴取、音源定位で困難が生じる。定期的純音聴力検査で良聴耳を含む変化を確認し、学校・職場ではFM/デジタル無線など補助援助システム、座席・話者位置の調整を使う。CROS補聴器は難聴側のマイク音を良聴耳へ送り、頭部陰影を軽減する。周囲へ難聴側、聞き返し、必要な配置を説明するセルフアドボカシーも実用的である。身体障害者手帳の聴覚障害は原則として両耳の聴力等級基準で認定されるため、片耳だけの難聴を一律に申請対象としない。

選択肢の確認

1.「定期的純音聴力検査」:適切。難聴耳と良聴耳の変化を追跡する。
2.「補助援助システム」:適切。騒音・距離の影響を減らして音声を直接届ける。
3.「CROS補聴器」:適切。難聴側から来る音を良聴耳へ転送する。
4.「身体障害者手帳申請」:誤りで正答。通常の一側性難聴は両耳を前提とする等級基準を満たさない。
5.「セルフアドボカシー指導」:適切。必要な配慮を本人が説明・選択する力を育てる。

覚えるポイント

一側性難聴は「静かなら困らない」と過小評価しない。頭部陰影・定位・騒音下の困難へCROS、遠隔マイク、環境調整で対応する。

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