第26回・2024年
26AM056|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
閉塞によってブローカ失語を呈する血管はどれか。
解答・解説を見る
正解4
正答
4
この問題のポイント
Broca領域は優位半球下前頭回後部にあり、主に中大脳動脈上枝から血流を受ける。左中大脳動脈上枝の梗塞では非流暢性発話を中心とするBroca失語と右顔面・上肢優位の麻痺を生じ得る。
解説
中大脳動脈は大脳外側面を広く灌流し、上枝は前頭葉外側、下枝は側頭葉後部などへ分布する。優位半球上枝領域では発話産生ネットワーク、中心前回下部も障害され得るためBroca失語と対側運動症状の組合せになる。前大脳動脈は内側前頭・頭頂葉で下肢優位症状、後大脳動脈は後頭葉・側頭葉内側で視野障害や純粋失読等が中心である。前・後交通動脈はWillis動脈輪を連絡し、その閉塞をBroca失語の典型血管とはしない。
選択肢の確認
1.前交通動脈:誤り。左右前大脳動脈を結ぶ血管で典型でない。
2.後交通動脈:誤り。内頸動脈系と後大脳動脈系を連絡する。
3.前大脳動脈:誤り。内側面を灌流し、下肢優位麻痺等が中心である。
4.中大脳動脈:正しい。優位半球上枝領域がBroca領域を灌流する。
5.後大脳動脈:誤り。後頭葉・内側側頭葉が中心で、視覚症状等を生じる。
覚えるポイント
MCA上枝=Broca・非流暢、MCA下枝=Wernicke・流暢、ACA=下肢、PCA=視覚と対応させる。
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