26PM022第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

神経系

上位運動ニューロンが障害されたときの症候はどれか。 a.振戦 b.舞踏運動 c.腱反射亢進 d.バビンスキー徴候 e.線維束性収縮

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

上位運動ニューロン障害では錐体路抑制が失われ、腱反射亢進cと伸展性足底反射であるバビンスキー徴候dが現れます。

解説

皮質脊髄路などの上位運動ニューロンが障害されると、発症急性期を除き筋緊張亢進、痙縮、深部腱反射亢進、クローヌス、病的反射がみられ、筋力低下は錐体路型分布を示します。バビンスキー徴候は足底外側刺激で母趾が背屈し他趾が開く反応で、成人では錐体路障害を示します。線維束性収縮は前角細胞・末梢神経など下位運動ニューロンの運動単位自発放電です。振戦と舞踏運動は大脳基底核・小脳等の運動調節異常で、上位運動ニューロン徴候そのものではありません。ALSのように上位・下位徴候が併存する病気では、個々の徴候を機序で分けます。

選択肢の確認

1.(a・b)「a,b」は振戦・舞踏運動で、錐体路徴候ではありません。
2.(a・e)「a,e」は振戦と下位運動ニューロン性線維束性収縮です。
3.(b・c)「b,c」は腱反射亢進cのみ上位徴候です。
4.(c・d)「c,d」は腱反射亢進とバビンスキー徴候がともに上位徴候で正答です。
5.(d・e)「d,e」はdは上位、eは下位徴候なので誤りです。

覚えるポイント

上位は痙縮・反射亢進・バビンスキー、下位は弛緩・萎縮・反射低下・線維束性収縮です。

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