27AM098第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴力検査

両側先天性外耳道閉鎖症に用いないのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

両側先天性外耳道閉鎖は外耳から中耳への伝音障害で、蝸牛の残存聴力を骨・軟骨・人工中耳で利用する。内耳性高音障害用の残存聴力活用型人工内耳は適応が違う。

解説

外耳道閉鎖症では音が外耳道・鼓膜・耳小骨を通常経路で伝わりにくいが、内耳機能が保たれていれば骨導刺激で蝸牛へ直接振動を伝えられる。乳幼児から骨導補聴器を用い、状態に応じ軟骨伝導補聴器、植込型骨導補聴器、耳小骨・正円窓などを振動させる人工中耳を検討する。残存聴力活用型人工内耳EASは低音聴力を音響増幅し、高音域を蝸牛内電極で電気刺激する高音急墜型感音難聴向けで、伝音障害である外耳道閉鎖には用いない。

選択肢の確認

1.「人工中耳」:用いる。解剖条件を評価し、振動子で中耳・内耳へ機械振動を伝える選択肢となる。
2.「骨導補聴器」:用いる。頭蓋骨振動を介し外耳・中耳を迂回して蝸牛を刺激する標準的方法である。
3.「軟骨伝導補聴器」:用いる。耳介軟骨の振動を利用し、閉鎖耳でも非侵襲的装用が可能な場合がある。
4.「植込型骨導補聴器」:用いる。骨に固定したインプラントから効率的に内耳へ振動を伝える。
5.「残存聴力活用型人工内耳」:用いないため正答。高音域の内耳性感音難聴を電気刺激で補う装置である。

覚えるポイント

外耳道閉鎖=内耳を骨・軟骨・中耳振動で使う。人工内耳は蝸牛機能障害に対する電気刺激で、障害部位が異なる。

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