27PM019第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

呼吸系

声帯振動の実像を肉眼的に観察できるのはどれか

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

ハイスピードカメラは声帯振動より十分速い撮影速度で各周期を連続記録するため、振動の実像を直接観察できます。

解説

成人の基本周波数が100〜250Hzなら、声帯は1秒間に100〜250周期振動します。通常の内視鏡動画は毎秒30〜60コマ程度で各周期を分解できません。喉頭ストロボスコピーは発光を基本周波数からわずかにずらして同期させ、別々の周期から得た像をつないで見かけ上のスローモーションを作ります。そのため周期性が高い発声には有用ですが、強い周期変動や不規則振動では再構成が不正確になり、実時間の単一周期像ではありません。ハイスピード撮影は毎秒数千コマで連続記録し、周期ごとの左右差、粘膜波、閉鎖様式、不規則性を直接解析できます。間接鏡、電子内視鏡、ファイバーは観察経路であって撮影速度を保証しません。

選択肢の確認

1.「間接喉頭鏡」は鏡で形態を見るが高速振動を分解できず×です。
2.「電子内視鏡」は明瞭な通常動画を得ても、標準速度では実像を追えず×です。
3.「ストロボスコープ」は複数周期を合成した見かけの緩徐像なので×です。
4.「ハイスピードカメラ」は各振動周期を高速連続撮影し実像を観察でき○です。
5.「ファイバースコープ」は発声中観察に適すが、通常撮影では周期実像を分解できず×です。

覚えるポイント

ストロボ=周期的振動を仮想的スロー化、ハイスピード=周期ごとの実時間記録。不規則振動の解析には後者が有利です。

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