27PM062|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
側性化が最も不明瞭な認知機能はどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
遂行機能は前頭前野を中心に両半球の広いネットワークで担われ、左右どちらか一方への側性化が他の選択肢より不明瞭です。
解説
言語は多くの右利きで左半球に、道具使用や身振りなど行為の高次制御も左頭頂葉優位に側性化します。相貌認知は右紡錘状回を含む右側腹側視覚路、視空間認知・空間注意は右頭頂葉優位が明瞭です。遂行機能は目標設定、計画、抑制、切替え、作業記憶、モニタリングを含む総合概念で、背外側・眼窩・内側前頭前野、前部帯状回、頭頂葉、皮質下回路など両側性ネットワークが関与します。左は言語的方略、右は非言語的監視などの偏りはあっても、「遂行機能全体」を一側へ対応させにくいです。認知課題の種類により側性差が変わることも考慮します。
選択肢の確認
1.「言語」は一般に左半球優位が明瞭なので×です。
2.「行為」は優位半球、通常左頭頂葉との関連が強く×です。
3.「相貌認知」は右側紡錘状回・側頭後頭部優位があり×です。
4.「遂行機能」は両側前頭前野ネットワークに分散し、側性化が最も不明瞭なので○です。
5.「視空間認知」は右半球優位が比較的明瞭なので×です。
覚えるポイント
左=言語・行為、右=相貌・視空間という代表的側性化に対し、遂行機能は両側前頭ネットワークで捉えます。