27PM071第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

幼児前期の指導で重要なのはどれか。 a.見立て遊びを促す。 b.音韻意識を育てる。 c.発話を模倣させる。 d.推論表現を促す。 e.小集団で活動する場面を設定する。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

a見立て遊びとe小集団活動が幼児前期に重要です。象徴機能と、他児を意識した平行遊びから社会的交流への発達を支えます。

解説

幼児前期には、積木を食べ物に見立てるなど、物を別のものとして扱う象徴遊びが発達し、語の表象機能やふりの共有につながります。遊びは単独・平行遊びが中心でも、少人数で同じ場と教材を共有すると、他児の行動への注目、要求、交替、模倣など自然なコミュニケーション機会が生まれます。音韻意識は語をモーラへ分解・抽出するメタ言語能力で、幼児後期から就学前に重点化します。推論表現もより高度な語彙・統語・談話能力を要します。発話を機械的に模倣させることだけを主目標にするより、子どもの意図に応答し、意味ある場面で自発的表出を引き出します。

選択肢の確認

1.(a・b)見立て遊びaは重要ですが、音韻意識bはより後の課題で×です。
2.(a・e)象徴遊びを促し、小集団で対人経験を作るため○です。
3.(b・c)音韻意識bも発話模倣cも前期の中心二項でなく×です。
4.(c・d)機械的模倣cと高度な推論表現dを中心にせず×です。
5.(d・e)小集団eは適切ですが、推論表現dは発達段階より高度で×です。

覚えるポイント

幼児前期は象徴遊びと他児への気づきを育てます。音の意識的操作や推論談話は、言語基盤が整う後の段階です。

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