28AM069|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組合せはどれか。
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正解: 1 または 2
正答
1または2
この問題のポイント
URAWSS IIを音読流暢性だけの検査とする1は検査の読み書きスクリーニング全体を狭く表し、SCTAWを表出性語彙検査とする2は、抽象語の理解を調べる検査目的と反する。公式上は1または2が代替単一正答である。
解説
URAWSS IIは学齢期の読み書き困難を早期に拾い、読み・書きの速度や正確さを含む学習上の達成を包括的に見るため、「音読の流暢性」という一機能だけへ対応づけると不十分と判断できる。SCTAWはStandardized Comprehension Test of Abstract Wordsで、抽象語を聞き適切な絵を選ぶなど理解・受容語彙を評価し、表出性語彙能力ではない。RANは既知刺激の連続命名速度から自動化能力、WISC-Vには絵のスパン等による視覚的短期・作動記憶、KABC-IIの習得尺度には書字・文章構成に関する課題が含まれる。
選択肢の確認
1.URAWSS II―音読流暢性:誤りとして成立。読み書き全般のscreeningを単一の音読指標へ限定している。
2.SCTAW―表出性語彙:誤りとして成立。抽象語の理解、すなわち受容側を評価する。
3.RAN―自動化能力:適切。迅速な連続呼称で検索・処理の自動性をみる。
4.WISC-V―視覚的短期記憶:適切。絵のスパンなど視覚情報の一時保持を含む。
5.KABC-II―文レベル書字:適切。習得度領域で文章を書く能力を扱う。
覚えるポイント
正答は「1または2」。SCTAWのCはComprehensionで、表出語彙でない点を確実に区別する。