27PM070|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
知的能力障害のある子どもについて適切でないのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
一部の下位検査が実施できなくても、その時点で全検査を中止せず、理解可能な課題や観察を続け、できる条件と支援量を記録します。
解説
知的能力障害は知的機能だけでなく、概念的・社会的・実用的な適応機能の制約を含み、日常生活能力に遅れがみられます。一方、毎日反復する身辺処理や慣れた活動は経験により伸び、領域間の発達差が大きくなることがあります。発達速度が生活年齢の伸びより緩やかなら、実得点や発達年齢が上がっても同年齢平均との差としてIQが低下する場合があります。幼児期には運動、認知、言語、社会性など広い領域に遅れが見えることが多いです。検査不能項目があれば指示、感覚、運動、意欲を分析し、別領域や低い開始項目へ進みます。中止基準は疲労・安全等で判断し、単一失敗だけで全体評価を放棄しません。
選択肢の確認
1.「適応行動・生活能力に遅れ」は診断上重要で○の内容です。
2.「反復活動領域の評価が高くなる」は経験による相対的強みが生じ得て○の内容です。
3.「年齢とともにIQが低下」は発達速度差により起こり得て○の内容です。
4.「幼児期は全領域に遅れ」は全般的発達遅滞として現れ得て○の内容です。
5.「一部実施不能ならその時点で中止」は残る能力を評価すべきなので×で正答です。
覚えるポイント
「できない」で終えず、何の支援でできるか、どの領域は強いかを確認します。IQだけでなく適応機能を重視します。