28PM062第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

高次脳機能障害

左半側空間無視患者への対応で適切でないのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

左半側空間無視では、右半球損傷後に左空間への注意・探索が乏しくなる。訓練では見落とす左側へ注意を向ける手掛かりを用い、右側を強調しない。

解説

視覚走査訓練では左端に赤線やアンカーを置き、体幹・眼球を左へ向け、左から右へ系統的に探索する。日常の食べ残し、更衣、車椅子衝突などは机上検査より顕著な場合があるため看護師・家族から情報を得る。確実に呼びかけへ気付かせる緊急場面では保たれた右側から声をかけることも合理的で、その後左へ注意を誘導する。病識低下を伴うため見落としを具体例で反復説明する。

選択肢の確認

1.「訓練で右側を強調した刺激」:不適切で正答。既に注意が偏る右でなく、左探索を促すアンカーを強調する。
2.「食事の様子を看護師から収集」:適切。皿の左側を残すなど生活上の無視を把握できる。
3.「気付いてほしい時は右から声かけ」:適切。まず保たれた側で注意を確保し、安全に関わる伝達を行える。
4.「左の見落としを繰り返し説明」:適切。障害認識と代償方略の学習を支える。
5.「机上成績と日常困難の乖離に配慮」:適切。課題で改善しても複雑な生活場面へ般化しないことがある。

覚えるポイント

評価は机上+ADL、訓練は左アンカー・走査・体幹回旋、安全伝達は保たれた右から、と目的で使い分ける。

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