68AM083|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

CRP 産生に関与するサイトカインはどれか。

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正解: 3

正答

3(IL-6)

この問題のポイント

炎症局所でつくられたサイトカインが肝臓へ作用し、C反応性蛋白〈CRP〉を増やす経路を問う問題です。

解説

感染や組織障害が起こると、活性化マクロファージなどからインターロイキン6〈IL-6〉、IL-1、腫瘍壊死因子α〈TNF-α〉などが放出されます。このうちIL-6は肝細胞へ作用し、CRP、血清アミロイドA、フィブリノゲン、ハプトグロビンなどの陽性急性期蛋白の合成を促進します。CRPは細菌などの表面成分や傷害細胞に結合し、補体活性化や貪食を助けます。血中濃度は炎症刺激後比較的速く上昇し、半減期がほぼ一定なので、産生を促す炎症の強さや治療反応を追う指標になります。ただしCRPは炎症の存在を示す非特異的指標であり、単独で原因疾患を決める検査ではありません。サイトカインは名称ではなく、IL-4はTh2・IgE、IFN-γはマクロファージ活性化、TGF-βは免疫抑制・線維化という主作用と結び付けて区別します。

選択肢の確認

1.誤り。IFN-γはNK細胞やTh1細胞から産生され、マクロファージ活性化や細胞性免疫を促します。CRP産生の主要誘導因子ではありません。
2.誤り。IL-4はTh2細胞分化とB細胞のIgEへのクラススイッチを促し、アレルギー反応に関与します。
3.正しい。IL-6は肝細胞でCRPをはじめとする急性期蛋白の合成を強く促進します。
4.誤り。IL-18はIL-12と協調してNK細胞やT細胞からのIFN-γ産生を促し、Th1型応答に関与します。
5.誤り。トランスフォーミング増殖因子β〈TGF-β〉は免疫抑制、制御性T細胞誘導、組織修復、線維化などに関与します。

覚えるポイント

  • 炎症局所のマクロファージ→IL-6→肝臓→CRP産生。
  • CRPは炎症の活動性を追えるが、原因疾患に特異的ではない。
  • IL-4=Th2・IgE、IFN-γ=マクロファージ活性化。

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