R05K53|令和5年度 調理師試験 過去問
バターの特性に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、バターのショートニング性、クリーミング性、可塑性が問われています。
「誤っているもの」を選ぶ問題なので、正答選択肢は内容として誤りです。
解説
バターには、菓子やパンの仕上がりに関係する重要な性質があります。
小麦粉に加えると、油脂が小麦粉粒子を覆い、グルテン形成を抑えます。これにより、クッキーやパイのようなサクサクした食感が出ます。これをショートニング性といいます。
バターを適温で攪拌すると、空気を抱き込み、なめらかなクリーム状になります。これをクリーミング性といいます。
ただし、30℃くらいになるとバターはやわらかくなりすぎ、溶け始めて空気を抱き込みにくくなります。クリーミング性が最も高い温度としては不適切です。
また、バターには、力を加えると形を変えられる可塑性があります。折込パイなどでは、この性質が重要です。
調理操作のポイント
バターは温度管理が大切です。冷たすぎると硬くて混ざりにくく、温かすぎると溶けて空気を抱き込みにくくなります。
選択肢の確認
1.小麦粉に加えると、グルテンの形成が抑えられ、サクサクした食感になる性質がある。
記述としては正しい。
バターの油脂が小麦粉を覆い、グルテン形成を抑えることで、サクサクした食感になります。
2.攪拌すると空気を抱き込み、なめらかなクリーム状になる。
記述としては正しい。
適温のバターは攪拌により空気を抱き込み、クリーム状になります。これはクリーミング性です。
3.30℃くらいでクリーミング性が最も高くなる。
正答。記述としては誤り。
30℃くらいではバターがやわらかくなりすぎ、溶けやすくなります。空気を抱き込みにくくなるため、クリーミング性が最も高いとはいえません。
4.力を加えると、粘土のように形を自由自在に変えることができる性質がある。
記述としては正しい。
バターには可塑性があり、力を加えると形を変えることができます。折込パイなどで利用されます。
覚えるポイント
- バターには、ショートニング性があります。
- バターには、クリーミング性があります。
- バターには、可塑性があります。
- クリーミングでは、バターの温度管理が重要です。