R06K27|令和6年度 調理師試験 過去問
食品衛生学食中毒細菌性食中毒
ボツリヌス菌に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、ボツリヌス菌の芽胞、発育条件、症状、毒素の熱への性質が問われています。
「誤っているもの」を選ぶ問題なので、正答選択肢の記述は内容として誤りです。
解説
ボツリヌス菌は、土壌などに存在し、熱に強い芽胞を形成する菌です。
酸素がない状態で増える嫌気性菌であり、密封食品や真空包装食品などでは特に注意が必要です。
ボツリヌス菌が産生する毒素は神経毒で、めまい、吐き気、神経症状、呼吸障害などを起こすことがあります。
ただし、ボツリヌス毒素自体は加熱により失活します。そのため、「80℃30分程度の加熱では失活しない」という記述は誤りです。ここで混同しやすいのは、菌の芽胞が熱に強いことと、毒素が加熱で失活することです。
ひっかけポイント
ボツリヌス菌の芽胞は熱に強いですが、毒素は加熱により失活します。「芽胞」と「毒素」を分けて覚えます。
選択肢の確認
1.土壌に存在し、熱に強い芽胞を形成する。
記述としては正しい。
ボツリヌス菌は土壌などに存在し、熱に強い芽胞を形成します。
2.酸素がない状態で増える。
記述としては正しい。
ボツリヌス菌は嫌気性菌であり、酸素がない状態で増殖します。
3.食中毒の主な症状はめまい、吐き気、神経症状である。
記述としては正しい。
ボツリヌス毒素は神経毒であり、めまい、吐き気、神経症状などを起こします。
4.菌が産生する毒素は、80℃30 分程度の加熱では失活しない。
正答。記述としては誤り。
ボツリヌス毒素は加熱により失活します。熱に強いのは芽胞であり、毒素とは区別します。
覚えるポイント
- ボツリヌス菌は嫌気性菌です。
- ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を形成します。
- 毒素は神経毒で、神経症状を起こします。
- 芽胞は熱に強い、毒素は加熱で失活すると整理します。