R06K51|令和6年度 調理師試験 過去問
調理理論食品別調理魚介・肉・卵・乳の調理
卵に関する記述について、正しいものを一つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、卵の熱凝固、変色、調味料の影響、乳化作用が問われています。
卵は、温度や加熱時間によって仕上がりが大きく変化する食品です。
解説
卵を長時間ゆでると、卵白中の硫黄化合物から硫化水素が生じ、卵黄中の鉄と反応して硫化第一鉄ができます。
これにより、卵黄の表面が青黒く、または暗緑色に変色することがあります。ゆで卵を長く加熱しすぎたときに見られる現象です。
卵白は65℃で完全に凝固するわけではなく、60℃前後から凝固し始め、80℃以上でしっかり凝固します。
茶碗蒸しに加える食塩は、卵の熱凝固を促進する方向に働きます。砂糖は熱凝固を抑制します。
乳化作用が強いレシチンは、主に卵黄に含まれます。卵白ではありません。
調理操作のポイント
卵料理は加熱しすぎると硬くなったり、変色したりします。茶碗蒸しやプリンでは、温度を上げすぎず、なめらかに仕上げることが重要です。
選択肢の確認
1.卵白は、65℃で完全に凝固する。
誤り。
卵白は60℃前後から凝固し始めますが、完全に凝固するのは80℃以上が目安です。
2.卵を長時間ゆでると、硫化第一鉄ができて青黒く変色する。
正しい。
長時間ゆでると、硫化水素と鉄が反応して硫化第一鉄ができ、卵黄の表面が青黒く変色します。
3.茶碗蒸しに加える食塩には、熱凝固を抑制する働きがある。
誤り。
食塩は卵の熱凝固を促進する方向に働きます。熱凝固を抑制する代表は砂糖です。
4.卵白中のレシチンには、強い乳化作用がある。
誤り。
レシチンは主に卵黄に含まれ、乳化作用を示します。卵白中ではありません。
覚えるポイント
- 卵白は60℃前後から凝固し、80℃以上でしっかり固まります。
- ゆで卵を長時間加熱すると、硫化第一鉄により変色します。
- 食塩は卵の熱凝固を促進します。
- レシチンは卵黄に多く、乳化作用があります。