113C006|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

上下顎前突の原因となるのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

乳児型嚥下が残ると、嚥下時に舌が上下前歯の間へ突出し、上下の前歯を唇側へ押しやすくなります。

解説

成熟型嚥下では舌尖は上顎前歯の口蓋側付近に位置し、口唇やオトガイ筋の過緊張を伴いません。乳児型嚥下が残存すると舌突出癖を伴い、上下顎切歯へ持続的な唇側圧が加わって上下顎前突や開咬の原因になります。矯正では歯の移動だけでなく、舌位・嚥下様式の評価が重要です。

選択肢の確認

a.咬爪癖
誤り。
咬爪癖は前歯の傾斜や局所的な開咬などを生じ得ますが、上下顎前突の代表原因ではありません。

b.小舌症
誤り。
小舌症では舌圧が不足し、歯列弓の発育不全などを来しやすくなります。

c.乳児型嚥下の残存
正しい。
舌が上下前歯を唇側へ押すため、上下顎前突の原因になります。

d.上唇小帯の付着異常
誤り。
上唇小帯付着異常は主に上顎正中離開と関係します。

e.第二乳臼歯の早期喪失
誤り。
第二乳臼歯の早期喪失は第一大臼歯の近心移動と保隙不足を招きます。

覚えるポイント

  • 乳児型嚥下の残存は舌突出、開咬、上下顎前突と関連します。
  • 原因となる口腔習癖を見つけ、形態と機能を併せて評価します。

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