114A011|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

機能性の不正咬合の診断に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

機能性不正咬合では、下顎位を変化させたときに咬合関係が改善するかを調べます。

解説

機能性不正咬合は、早期接触などによって下顎が本来の位置から偏位し、反対咬合や交叉咬合などが現れる状態です。ファンクショナルワックスバイト法では、下顎を後方位や構成咬合位など目的の位置へ誘導し、軟化したワックスで顎間関係を記録します。習慣性咬合位と誘導した下顎位で咬合がどう変わるかを比較できるため、機能的偏位と骨格性・歯性要因の鑑別に用います。

他の選択肢は、側貌、歯の移動予測、上下顎歯の大きさ、歯列弓の空隙量を評価する方法であり、下顎の機能的偏位を直接診断するものではありません。

選択肢の確認

a.E-line
誤り。
鼻尖とオトガイを結ぶ線に対する口唇の位置から側貌の軟組織バランスを評価します。

b.セットアップモデル
誤り。
模型上で歯を配列し直し、矯正治療後の歯列や必要な歯の移動を予測する方法です。

c.オーバーオールレイシオ
誤り。
Bolton分析で上下顎の全歯列の歯冠幅径比を評価し、歯の大きさの不調和を調べます。

d.arch length discrepancy
誤り。
利用可能な歯列弓長と必要な歯冠幅径総和との差で、叢生や空隙の程度を評価します。

e.ファンクショナルワックスバイト法
正しい。
下顎位を誘導して顎間関係を記録し、機能的な下顎偏位の有無を調べます。

覚えるポイント

  • 機能性不正咬合では下顎位を変えて咬合を再評価します。
  • ファンクショナルワックスバイト法は誘導位の顎間関係を記録します。
  • 模型分析、軟組織分析、機能診断を区別します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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