119C088第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

20 歳の女性。上顎前歯の前突を主訴として来院した。検査の結果、歯性上顎前 突と診断した。Total discrepancy を算出した結果、上顎両側第一小臼歯、下顎両 側第二小臼歯の抜去と上顎に最大の固定を設定することとし、装置を製作した。製 作した装置(別冊No. 35A)と製作手順(別冊No. 35B)を別に示す。 製作手順を実施の順番に並べよ。 解答:①→②→③→④→⑤

119C088の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

上顎の最大固定を得る装置の製作手順は、画像のウ→エ→ア→オ→イであり、正答はcです。

解説

最大固定では、前歯を後退させる際に上顎大臼歯の近心移動を最小限に抑える必要があります。口蓋を利用する固定装置では、作業用模型上で維持部・連結部を適合し、ろう付けやレジン床部の形成、研磨などを適切な順序で行います。

順序問題では、模型上での設計・適合、金属部の連結、床用材料の築盛・重合、仕上げという大きな流れを確認します。

画像の確認

実画像Aは左右上顎大臼歯バンドを口蓋側ワイヤーで連結した最大固定用装置である。Bではウがセパレーター装着、エがバンド選択・適合、アがバンド付き印象採得、オがバンド撤去、イが模型上での位置決めを示し、ウ→エ→ア→オ→イの順に製作する。

選択肢の確認

a.b → c → d → a → e(イ → ウ → エ → ア → オ)
誤り。
b → c → d → a → e(イ → ウ → エ → ア → オ)は、正答の製作工程順ではありません。

b.d → c → a → e → b(エ → ウ → ア → オ → イ)
誤り。
d → c → a → e → b(エ → ウ → ア → オ → イ)は、前後関係が正しくありません。

c.c → d → a → e → b(ウ → エ → ア → オ → イ)
正しい。
c → d → a → e → b(ウ → エ → ア → オ → イ)が、提示された装置の適切な製作順序です。

d.b → e → a → d → c(イ → オ → ア → エ → ウ)
誤り。
b → e → a → d → c(イ → オ → ア → エ → ウ)は、必要な前処理と仕上げの順序が一致しません。

e.d → a → e → b → c(エ → ア → オ → イ → ウ)
誤り。
d → a → e → b → c(エ → ア → オ → イ → ウ)は、適切な工程順ではありません。

覚えるポイント

  • 最大固定では大臼歯の近心移動を抑えます。
  • 装置製作は設計・適合・連結・床形成・仕上げの順で考えます。
  • 正答順はウ→エ→ア→オ→イです。

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