46A069|第46回 救急救命士国家試験 過去問
図に示す所見を認めるときに障害されている部位はどれか。1つ選べ。

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正解: 1
正答
1.大脳
この問題のポイント
図は口角の下垂による顔面の非対称と、片側上肢の脱力(バレー徴候陽性)を示しています。顔面と上肢の片側運動麻痺は大脳(皮質・内包)の障害による典型的な脳卒中の所見です。
解説
一側の大脳半球が障害されると、反対側の顔面下半分と上下肢に運動麻痺が生じます。図のように口角が下がり、腕を挙げると片側が落ちてくるのは、CPSS(シンシナティ病院前脳卒中スケール)の顔面のゆがみ・上肢の挙上で評価する脳卒中の所見です。小脳の障害では麻痺ではなく失調(ふらつき)、延髄の障害では嚥下障害や交代性の感覚障害、脊髄では顔面を含まない麻痺、末梢神経では単一の神経支配領域の障害がみられます。
選択肢の確認
1.大脳:顔面と上肢の片麻痺は大脳の障害を示します。正答です。
2.小脳:失調やめまいが主体で片麻痺は起こしません。
3.延髄:球麻痺や交代性感覚障害が主体です。
4.脊髄:顔面の麻痺を伴いません。
5.末梢神経:顔面と上肢を同時に障害する片麻痺は起こしません。
覚えるポイント
「顔面+上肢の片麻痺=大脳」。CPSS(顔のゆがみ・腕の下落・言語障害)のいずれかがあれば脳卒中を疑い、発症時刻を確認します。