46A080|第46回 救急救命士国家試験 過去問
COPD(慢性閉塞性肺疾患)で認められる所見はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.湿性咳嗽
この問題のポイント
COPDでは慢性の気道炎症により痰を伴う湿性咳嗽が続き、肺の過膨張で樽状胸郭や打診での鼓音、呼気延長、口すぼめ呼吸がみられます。
解説
COPDは喫煙などによる慢性気管支炎と肺気腫を含む疾患で、慢性の湿性咳嗽と喀痰、労作時呼吸困難が主症状です。呼吸補助筋である胸鎖乳突筋は使いすぎで肥大し、打診では肺の過膨張により鼓音(過共鳴音)を呈します。肋間の陥没は吸気時の所見であり、呼気時にはみられません。スプーン状爪は鉄欠乏性貧血の所見で、COPDではばち指がみられることがあります。
選択肢の確認
1.湿性咳嗽:慢性の痰を伴う咳はCOPDの主症状です。正答です。
2.スプーン状爪:鉄欠乏性貧血の所見です。
3.胸部打診での濁音:COPDでは鼓音を呈します。
4.胸鎖乳突筋の萎縮:呼吸補助筋は肥大します。
5.呼気時の肋間陥没:陥没は吸気時の所見です。
覚えるポイント
「COPD=湿性咳嗽・呼気延長・口すぼめ呼吸・樽状胸郭・打診鼓音」。在宅酸素中の傷病者への高濃度酸素投与ではCO2ナルコーシスに注意します。