46A091|第46回 救急救命士国家試験 過去問
心拍数160/分の規則的な幅の狭いQRS波形を呈する不整脈はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3.上室性頻拍
この問題のポイント
心拍数160/分で規則的、QRS幅が狭い頻拍は、心室より上(心房・房室結節)から起こる上室性頻拍です。QRS幅が広ければ心室性の頻拍を考えます。
解説
QRS幅が狭い(0.12秒未満)ということは、興奮がヒス束以下の正常な伝導路を通っていることを示し、頻拍の起源が上室性であることを意味します。心房細動は不規則、心室細動は無秩序な波形で脈がなく、単形型心室頻拍やトルサード・ド・ポアンツはQRS幅が広い心室性の頻拍です。規則的で幅の狭い160/分前後の頻拍は発作性上室性頻拍の典型です。
選択肢の確認
1.心房細動:RR間隔が不規則です。
2.心室細動:QRS波形が判別できない無秩序な波形で、脈は触れません。
3.上室性頻拍:規則的で幅の狭いQRSの頻拍です。正答です。
4.単形型心室頻拍:QRS幅が広い規則的な頻拍です。
5.トルサードドポアンツ型心室頻拍:QRSの振幅がねじれるように変化する多形性心室頻拍です。
覚えるポイント
「幅の狭いQRS+規則的=上室性頻拍」「幅の狭いQRS+不規則=心房細動」「幅の広いQRS=心室頻拍」。