第46回・2023年

46A116|第46回 救急救命士国家試験 過去問

中毒について正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.原因物質の推定にトキシドロームを用いる。

この問題のポイント

中毒で原因物質を推定するときにトキシドロームを使うため、答えは5です。トキシドロームとは、瞳孔や脈などの症候の組み合わせから毒物の種類を見分ける方法です。

解説

トキシドロームは中毒物質ごとに共通する症候群で、抗コリン、コリン作動、交感神経刺激、オピオイド、鎮静・催眠などがあります。瞳孔・脈拍・血圧・体温・皮膚・意識の組み合わせから原因を推定します。例えば散瞳・頻脈・皮膚乾燥なら抗コリン薬、縮瞳・徐脈・分泌亢進なら有機リン、縮瞳・呼吸抑制ならオピオイドと考えます。活性炭投与は消化管除染で、乾式除染は衣服の除去などによる体表除染です。日本の中毒死で最も多いのは一酸化炭素です。LD50(半数致死量)は小さいほど毒性が高いです。症状の発現は経口より吸入や静注の方が速いです。

選択肢の確認

1.活性炭投与は乾式除染である。:活性炭は消化管除染で、乾式除染ではありません。
2.睡眠薬による死亡が最も多い。:中毒死の原因で最も多いのは一酸化炭素です。
3.LD50が大きいほど毒性が高い。:LD50は小さいほど毒性が高いです。
4.経口吸収の症状発現が最も速い。:吸入や静脈内投与の方が速いです。
5.原因物質の推定にトキシドロームを用いる。:トキシドロームの使い方を正しく述べています。正答です。

覚えるポイント

「トキシドローム=症候の組み合わせで原因物質を推定」。「抗コリン(散瞳・乾燥・頻脈)、コリン作動(縮瞳・分泌亢進・徐脈)、オピオイド(縮瞳・呼吸抑制)」。

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