第46回・2023年
46D002|第46回 救急救命士国家試験 過去問
54歳の男性。自宅で意識がなく倒れているところを家族が発見ししばらく様子を見ていたが嘔吐したため救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数24/分。脈拍84/分、整。血圧170/100mmHg。体温36.5℃。SpO2値94%。口周囲に吐物痕を認め、現場活動中にも嘔吐があった。 この傷病者の搬送中の体位として適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解2
正答
2.側臥位
この問題のポイント
意識障害があって嘔吐を繰り返しているので答えは2の側臥位です。吐物が気道に入って窒息・誤嚥するのを防ぐためです。
解説
JCS100の意識障害に嘔吐を伴う傷病者は、仰臥位では吐物が気道に流れ込みます。
すると誤嚥(吐物が肺に入ること)や窒息を起こす危険があります。
側臥位(回復体位)にすれば、吐物が口から外へ流れ出て気道が保たれます。
ショック体位(足側高位)は血圧が低いときの体位で、本例の血圧は高めです。
ファウラー位やセミファウラー位は呼吸困難や頭蓋内圧管理に使う半坐位で、嘔吐する意識障害傷病者には向きません。
搬送中は吸引器を準備し、頭蓋内圧亢進が疑われるなら頭部をやや高くした側臥位にします。
選択肢の確認
1.仰臥位:吐物による窒息・誤嚥の危険があります。
2.側臥位:気道の開通を保ち誤嚥を防ぎます。正答です。
3.ショック体位:血圧は高く、嘔吐への対応になりません。
4.ファウラー位:意識障害と嘔吐がある傷病者には不適切です。
5.セミファウラー位:同様に誤嚥の危険があります。
覚えるポイント
「意識障害+嘔吐=側臥位(回復体位)+吸引の準備」。
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