第46回・2023年

46D006|第46回 救急救命士国家試験 過去問

20歳の男性。他人から暴力を受けたため同僚が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:救急隊員の呼びかけに対して、容易に開眼する。呼吸数24/分。脈拍98/分、整。血圧110/72mmHg。腹部に圧痛、反跳痛および腹壁緊張を認める。 緊急度が高いと判断すべき所見はどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.腹部所見

この問題のポイント

圧痛・反跳痛・腹壁緊張は腹膜刺激症候なので答えは5です。お腹の中で出血や消化管の損傷が起きているサインで、緊急度が高いと判断します。

解説

腹膜刺激症候(筋性防御・反跳痛)は、腹腔内に血液や消化液が漏れて腹膜が刺激されている状態です。
つまり腹腔内出血や腸管穿孔(腸に穴が開くこと)を疑う所見です。
呼びかけで開眼する意識レベル、呼吸数24/分、脈拍98/分、血圧110/72mmHgは、緊急度が高いとまでは言えません。
受傷機転(暴行)も単独では高リスクとは限りません。
腹部所見から腹腔内損傷を疑い、外科的治療が可能な病院へ搬送します。

選択肢の確認

1.受傷機転:暴行は考慮しますが、これだけで緊急度は決まりません。
2.意識状態:呼びかけで開眼し重度の意識障害ではありません。
3.呼吸数:24/分は軽度の頻呼吸です。
4.脈拍:98/分は正常範囲内です。
5.腹部所見:腹膜刺激症候は腹腔内損傷を示し緊急度が高いです。正答です。

覚えるポイント

「腹部外傷+圧痛・反跳痛・筋性防御=腹腔内損傷→ロードアンドゴー」。血圧が保たれていても内出血が進行することを念頭に置きます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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