46D039第46回 救急救命士国家試験 過去問

22歳の女性。閉め切った車の運転席でぐったりしているのを友人が発見して救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。呼吸数6/分。脈拍44/分。血圧92/54mmHg。SpO2値100%。助手席の足元にあったものの写真を示す。 この傷病者の呼吸管理に最も適した資器材はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.リザーバ付きバッグ・バルブ・マスク

この問題のポイント

閉め切った車内で練炭などを燃やした状況(写真の七輪・練炭)は一酸化炭素中毒です。呼吸数6/分の高度な呼吸抑制があるため、リザーバ付きバッグ・バルブ・マスクで高濃度酸素による補助換気を行います。

解説

一酸化炭素中毒ではSpO2が100%と表示されても実際は酸素が組織に運ばれていません。治療は高濃度酸素投与ですが、本例は呼吸数6/分と換気が著しく不足しているため、酸素マスクでは不十分で、リザーバ付きバッグ・バルブ・マスクによる100%酸素での補助換気が最も適しています。フェイスマスクやリザーバ付きマスクは自発呼吸が十分な傷病者用で、気管内チューブや声門上気道デバイスは心肺機能停止でない本例では救急救命士の適応外です。

選択肢の確認

1.フェイスマスク:換気を補えず酸素濃度も不十分です。
2.気管内チューブ:心肺機能停止ではないため適応外です。
3.声門上気道デバイス:まず補助換気を行うのが適切です。
4.リザーバ付きフェイスマスク:自発呼吸が不十分なため換気を補えません。
5.リザーバ付きバッグ・バルブ・マスク:高濃度酸素で補助換気ができ最も適切です。正答です。

覚えるポイント

「CO中毒=SpO2はあてにならない、高濃度酸素、呼吸抑制があれば補助換気」「閉鎖空間の練炭・七輪はCO中毒を疑う手がかり」。

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