47A029|第47回 救急救命士国家試験 過去問
頸静脈が最も拡張する体位と呼吸のタイミングはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2.仰臥位呼気時
この問題のポイント
頸静脈は、静脈還流が多くなる仰臥位で、かつ胸腔内圧が上がる呼気時に最も拡張します。起坐位や吸気時には虚脱します。
解説
頸静脈の怒張は右心系の圧(中心静脈圧)を反映します。仰臥位では静脈血が心臓へ戻りやすく頸静脈が充満し、呼気時には胸腔内圧が上昇して静脈還流が妨げられるためさらに拡張します。吸気時には胸腔内圧が陰圧になり血液が胸腔内へ吸い込まれて頸静脈は虚脱し、起坐位では重力で静脈が虚脱します。通常は上半身を45度に起こした状態で頸静脈の怒張を評価し、この体位で怒張していれば右心不全や心タンポナーデ、緊張性気胸を疑います。
選択肢の確認
1.仰臥位吸気時:吸気で胸腔内圧が下がり頸静脈は虚脱します。
2.仰臥位呼気時:静脈還流が多く胸腔内圧も高いため最も拡張します。正答です。
3.起坐位吸気時:重力と吸気で最も虚脱します。
4.起坐位呼気時:起坐位では虚脱しやすいです。
5.ファウラー位呼気時:仰臥位より拡張は少ないです。
覚えるポイント
「頸静脈は仰臥位・呼気で拡張、起坐位・吸気で虚脱」「45度で怒張があれば異常(右心不全・心タンポナーデ・緊張性気胸)」。