第47回・2024年

47A056|第47回 救急救命士国家試験 過去問

呼吸困難に対し補助換気が有効なのはどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.頸髄損傷

この問題のポイント

補助換気が効くのは換気量が足りない病態なので、答えは2です。頸髄損傷では呼吸筋が麻痺して、自分で十分に息を吸えなくなるからです。

解説

頸髄損傷では肋間筋や横隔膜が麻痺し、換気量(1回に出入りする空気の量)が減ります。
その結果、低酸素と高二酸化炭素血症(CO2がたまる状態)が進みます。
バッグ・バルブ・マスクで換気を補えば、低酸素を防げます。
気胸では陽圧換気(押し込む換気)が緊張性気胸を悪化させる危険があります。
上気道閉塞では、まず閉塞を解除しないと空気が入りません。
過換気症候群はすでに換気が多すぎる状態です。
肺血栓塞栓症は肺の血流の問題なので、換気を補っても酸素化は改善しにくいです。

選択肢の確認

1.気胸:陽圧換気で緊張性気胸に悪化する危険があります。
2.頸髄損傷:呼吸筋麻痺による換気不足に補助換気が有効です。正答です。
3.上気道閉塞:閉塞の解除が先で、換気しても空気が通りません。
4.過換気症候群:換気はすでに過剰で、補助換気は不要です。
5.肺血栓塞栓症:換気ではなく肺の血流の問題です。

覚えるポイント

「補助換気が有効=換気不足(呼吸筋麻痺・中枢性呼吸抑制・徐呼吸)」「気胸では陽圧換気に注意」。

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