47A086第47回 救急救命士国家試験 過去問

悪心と頭痛とを訴える妊婦の母子健康手帳の記載を図に示す。この妊婦の妊娠異常を示唆する徴候として最も注意すべき記載項目はどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2.血圧

この問題のポイント

妊娠中の悪心と頭痛に加え、母子健康手帳で血圧が妊娠経過とともに上昇し尿蛋白が陽性になっていれば、妊娠高血圧症候群とその重症化(子癇前症・子癇)を疑います。最も注意すべき項目は血圧です。

解説

図の記録では妊娠が進むにつれて血圧が120/72から144/92mmHgへ上昇し、尿蛋白も陽性となっています。妊娠20週以降の高血圧(140/90mmHg以上)に蛋白尿を伴えば妊娠高血圧腎症で、頭痛や視覚異常、上腹部痛は子癇(痙攣)やHELLP症候群の前兆です。腹囲や体重の増加、浮腫は妊娠経過の一般的な変化で、尿糖は妊娠糖尿病の指標であり、頭痛・悪心と組み合わせて最も危険なのは血圧上昇です。

選択肢の確認

1.腹囲:正常な妊娠経過で増加します。
2.血圧:上昇傾向と蛋白尿は妊娠高血圧症候群の重症化を示します。正答です。
3.浮腫:妊娠でよくみられ、単独では特異的ではありません。
4.尿糖:妊娠糖尿病の指標で頭痛とは関連しません。
5.体重:正常な妊娠経過で増加します。

覚えるポイント

「妊娠後期の頭痛・悪心+血圧上昇+蛋白尿=妊娠高血圧症候群→子癇・HELLP症候群に注意」。

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