47A098|第47回 救急救命士国家試験 過去問
鈍的外力による管腔臓器損傷で、最も発生頻度の高い部位はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.小腸
この問題のポイント
鈍的腹部外傷で最も損傷を受けやすい管腔臓器は小腸で、特にトライツ靱帯付近や回盲部など固定されている部位が損傷されます。実質臓器では肝臓と脾臓が多いです。
解説
腹部を強く打つと、腹腔内で自由に動ける小腸は固定部(トライツ靱帯付近、回盲部)でねじれや剪断力を受けて損傷します。シートベルトによる腹部の圧迫でも小腸損傷が起こります。食道は縦隔内、胃は肋骨弓に守られ、十二指腸は後腹膜に固定されて損傷頻度は小腸より低く、直腸は骨盤内にあるため鈍的外傷では損傷されにくいです。管腔臓器の損傷は腹膜炎として遅れて症状が出るため、受傷機転を医療機関へ伝えることが重要です。
選択肢の確認
1.食道:縦隔内にあり鈍的外傷での損傷は稀です。
2.胃:肋骨弓に守られ損傷頻度は低いです。
3.十二指腸:後腹膜に固定され小腸より少ないです。
4.小腸:鈍的外傷で最も多い管腔臓器損傷です。正答です。
5.直腸:骨盤内で鈍的外傷では損傷されにくいです。
覚えるポイント
「鈍的腹部外傷:管腔臓器=小腸が最多、実質臓器=肝・脾が最多」。