47B026|第47回 救急救命士国家試験 過去問
心タンポナーデを疑う所見はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.頸静脈の怒張
この問題のポイント
心タンポナーデでは心膜腔の液体により心臓が拡張できず静脈血が戻れないため、頸静脈が怒張します。血圧低下・頸静脈怒張・心音減弱がベックの三徴です。
解説
心タンポナーデは外傷や心破裂、大動脈解離で心膜腔に血液が貯留し、心臓を圧迫して拡張を妨げる閉塞性ショックです。静脈圧の上昇で頸静脈が怒張し、心拍出量の低下で血圧が下がり、液体に包まれて心音は遠く小さくなります。奇脈もみられます。顔面紅潮やチアノーゼ、泡沫状の痰は特徴ではなく、呼吸音の左右差は気胸・血胸の所見で心タンポナーデにはありません。
選択肢の確認
1.顔面紅潮:心タンポナーデの所見ではありません。
2.チアノーゼ:非特異的で特徴的な所見ではありません。
3.泡沫状の痰:肺水腫の所見です。
4.頸静脈の怒張:ベックの三徴の一つです。正答です。
5.呼吸音の左右差:気胸・血胸の所見です。
覚えるポイント
「ベックの三徴=血圧低下・頸静脈怒張・心音減弱」「呼吸音に左右差がなく頸静脈怒張+ショック=心タンポナーデ」。