第47回・2024年
47C007|第47回 救急救命士国家試験 過去問
2歳の女児。突然の啼泣と嘔吐のため、家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。顔色不良を認める。おむつには粘液と血液が混じった便を認める。 この傷病者に最も疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.腸重積
この問題のポイント
乳幼児の突然の啼泣と嘔吐に粘血便がそろっているので答えは1です。この三つは腸重積の典型的なサインです。
解説
腸重積は、腸の一部が隣の腸の中に入り込んでしまう病気です。
生後6か月から2歳ごろに多くみられます。
特徴は、間欠的(周期的)に激しく泣く、嘔吐する、顔色が悪くなることです。
おむつの粘液と血液が混じった便は「イチゴゼリー状便」と呼ばれる特徴的な所見です。
放置すると腸が壊死するため、早く高圧浣腸による整復や手術が必要です。
急性胃腸炎やノロウイルスでは血便は典型的でなく、虫垂炎は2歳では稀です。
選択肢の確認
1.腸重積:間欠的啼泣・嘔吐・粘血便の三徴に一致します。正答です。
2.急性胃腸炎:水様下痢が主で、粘血便は典型的ではありません。
3.急性虫垂炎:2歳では稀で、症状も異なります。
4.鼠径ヘルニア:鼠径部の膨らみが主な症状です。
5.ノロウイルス感染症:嘔吐と下痢が主で、血便は伴いません。
覚えるポイント
「乳幼児の間欠的啼泣+嘔吐+イチゴゼリー状便=腸重積(小児外科のある病院へ)」。
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