47D002|第47回 救急救命士国家試験 過去問
70歳の男性。「夫が咳とともに血を吐いている。」と妻が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数24/分。脈拍76/分、整。血圧128/74mmHg。SpO2値92%。病院への搬送中、咳込んで鮮紅色の血痰を喀出している。最近は全身倦怠、微熱および体重減少があったという。 搬送後の対応について正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.車内を次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒する。
この問題のポイント
全身倦怠感・微熱・体重減少を伴う喀血は肺結核を疑います。搬送後の車内は、血液や痰で汚染された部分を次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒し、換気を十分に行います。
解説
結核が疑われる傷病者の搬送後は、車内を換気し、血液や喀痰で汚染された表面を次亜塩素酸ナトリウムなどで清拭消毒します。消毒用エタノールを噴霧しても空気中の結核菌には効果がなく、噴霧自体は吸入の危険もあり推奨されません。グルコン酸クロルヘキシジンは結核菌に対する効果が不十分です。使用したガーゼなどは焼却ではなく感染性廃棄物として規定どおり処理し、リネン類は密封して業者に出すか適切に消毒します。
選択肢の確認
1.リネン類は浸水後に業者に出す:密封して感染性リネンとして扱います。
2.使用後のガーゼ等は焼却処分する:感染性廃棄物として専用容器で処理します。
3.車内に消毒用エタノールを噴霧する:噴霧消毒は効果が不確実で推奨されません。
4.車内を次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒する:汚染部の清拭消毒として適切です。正答です。
5.車内をグルコン酸クロルヘキシジンで消毒する:結核菌への効果が不十分です。
覚えるポイント
「結核疑いの搬送後=換気+次亜塩素酸ナトリウムで汚染部を清拭」「噴霧消毒は行わない」。