49D002|第49回 救急救命士国家試験 過去問
78歳の男性。数日前からの血痰があり、呼吸困難で救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍102/分、整。血圧96/42mmHg。SpO2値92%。るいそうを認める。1か月前からの乾性咳嗽と体重減少とを認めたという。 この傷病者への救急隊活動でどの感染予防策が必要か。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.空気
この問題のポイント
1か月続く乾性咳嗽、体重減少、るいそう、血痰は肺結核を強く疑わせます。結核は空気感染(飛沫核感染)するため、救急隊はN95マスクを装着し、傷病者にサージカルマスクを着けてもらい、車内を換気します。
解説
結核菌を含む飛沫核は長時間空気中を漂うため、飛沫感染対策(サージカルマスク)では防げません。空気感染対策としてN95マスクの装着、傷病者へのサージカルマスク装着、車内の換気を行います。「エアロゾル」は感染対策の区分名ではなく、経口感染はA型肝炎などの経路、接触感染は疥癬やMRSA、飛沫感染はインフルエンザなどの経路です。
選択肢の確認
1.経口:A型肝炎やノロウイルスの感染経路です。
2.接触:疥癬やMRSAの対策です。
3.飛沫:インフルエンザなどの対策です。
4.空気:結核の感染予防策です。正答です。
5.エアロゾル:標準的な感染予防策の区分ではありません。
覚えるポイント
「長引く咳・体重減少・血痰=結核→空気感染対策(N95・換気・傷病者にサージカルマスク)」。