47D004|第47回 救急救命士国家試験 過去問
20代の男性。乗用車運転中に停車していた大型トラックに後方から追突して受傷し、通行人が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:呼びかけに反応するが不穏である。呼吸は速くゴロゴロ音を聴取する。橈骨動脈は触れるが頻脈である。顔面に図のような損傷を認める。 直ちに行う対応はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4
正答
2.頸椎保護、4.気道の確保
この問題のポイント
交通事故による顔面の重度損傷で、呼吸時にゴロゴロ音(血液や分泌物による気道の閉塞)があり不穏な傷病者には、直ちに頸椎を保護しながら気道を確保します。
解説
高エネルギーの追突事故で頸椎損傷の可能性があり、初期評価では用手的に頸椎を保護しながら気道の開通を確認します。顔面の損傷により口腔内の血液や組織で気道が閉塞しかけているため、吸引と下顎挙上法などによる気道確保が最優先です。頭部挙上は頸椎損傷が否定できない段階では行いません。補助換気は気道を確保した後に呼吸状態に応じて行い、眼瞼結膜の観察は貧血の評価であって直ちに行う対応ではありません。
選択肢の確認
1.頭部挙上:頸椎損傷の疑いがあり行いません。
2.頸椎保護:初期評価の気道確保と同時に行います。正答です。
3.補助換気:気道確保の後、必要に応じて行います。
4.気道の確保:ゴロゴロ音は気道閉塞のサインで最優先です。正答です。
5.眼瞼結膜の観察:直ちに行う対応ではありません。
覚えるポイント
「顔面外傷+ゴロゴロ音=気道閉塞→頸椎保護しながら吸引・下顎挙上」。