47D005第47回 救急救命士国家試験 過去問

18歳の男性。夜食を食べている際、急に意識を失ったため、家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。SpO2値98%。特に症状を訴えない。搬送中の心電図モニター波形を示す。 この病態の特徴はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.QT延長症候群により心室頻拍を起こす。

この問題のポイント

若年者の食事中の突然の意識消失で、心電図にQT延長を認める場合はQT延長症候群が疑われます。QT延長はトルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を引き起こし、失神や突然死の原因となります。

解説

図の心電図はQT間隔が延長しています。先天性QT延長症候群は遺伝性で家族歴が重要であり、若年男性にも多く、運動や驚愕、食事中などの交感神経刺激で多形性心室頻拍(トルサード・ド・ポアンツ)を起こして失神や突然死を来します。後天性では抗不整脈薬、抗菌薬、抗精神病薬などの薬剤や低カリウム血症が原因になります。したがって女性に限らず、家族歴や薬剤は重要で、突然死のリスクは高いです。

選択肢の確認

1.女性に多い:型により異なり、女性に限られません。
2.家族歴は重要でない:先天性は遺伝性で家族歴が重要です。
3.突然死のリスクは低い:致死性不整脈による突然死のリスクがあります。
4.薬剤は原因とならない:多くの薬剤が後天性QT延長の原因です。
5.QT延長症候群により心室頻拍を起こす:正しい記述です。正答です。

覚えるポイント

「QT延長+失神=トルサード・ド・ポアンツ、家族歴・薬剤・低カリウムを確認、除細動パッドを装着して搬送」。

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