第47回・2024年

47D023|第47回 救急救命士国家試験 過去問

68歳の女性。咳込んだ後、泡沫状の血を吐いたため、家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍114/分、不整。血圧112/62mmHg。SpO2値91%。僧帽弁狭窄症、心房細動で治療を受けているという。 この傷病者に観察される所見はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解3

正答

3.頸静脈怒張

この問題のポイント

僧帽弁狭窄症で心不全と肺水腫を起こしているので答えは3です。心臓に血液がたまって静脈圧が上がると頸静脈が怒張します。

解説

僧帽弁狭窄症では、左心房から左心室へ血液が流れにくくなります。
その結果、左心房と肺の静脈の圧が上がり、肺うっ血から肺水腫になります。
肺水腫ではピンク色の泡沫状の痰や血痰が出ます。
心房細動による頻脈は、この悪化の引き金になります。
肺の圧が高くなって右心不全も起こると、頸静脈が怒張します。
眼球突出は甲状腺機能亢進症、皮下気腫は気胸や気管損傷、クモ状血管腫は肝硬変、クスマウル呼吸は代謝性アシドーシスの所見です。

選択肢の確認

1.眼球突出:バセドウ病の所見です。
2.皮下気腫:気胸や気道損傷の所見です。
3.頸静脈怒張:心不全による静脈圧上昇の所見です。正答です。
4.クモ状血管腫:肝硬変の所見です。
5.クスマウル呼吸:代謝性アシドーシスの所見です。

覚えるポイント

「僧帽弁狭窄+心房細動+泡沫状血痰=心不全・肺水腫→頸静脈怒張、起坐位で搬送」。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する(medixmatch2025@gmail.com)までお知らせください。確認して修正します。

解いた記録を残して、苦手な問題をもう一度。

学習アプリなら、この問題の解答記録・メモ・暗記カード化を使えます。