47D032第47回 救急救命士国家試験 過去問

20歳の女性。3階建てのアパートの屋上から墜落し、通行人が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:呼びかけに開眼し、会話は可能である。呼吸は浅く速い。脈は弱く触知し、皮膚は冷たく湿っている。活動性の外出血は認められない。 次に行う適切な活動はどれか。1つ選べ。

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正解: 1

正答

1.全身観察を行う。

この問題のポイント

高所からの墜落で初期評価にショックの徴候(浅く速い呼吸・弱い脈・冷たく湿った皮膚)があり活動性外出血がない場合、次は全身観察を素早く行い、ショックの原因となる胸腹部・骨盤・大腿の損傷を確認してロードアンドゴーを判断します。

解説

外傷の現場活動は状況評価→初期評価→全身観察→処置・全身固定→搬送の順に進みます。初期評価でショックを認めた本例では、外表に出血がないため胸腔・腹腔・骨盤・後腹膜などの内出血が疑われ、頭から足先までの全身観察を1〜2分で行い、致命的な損傷の有無を確認してロードアンドゴーを宣言します。バックボードへの固定や車内収容はその後の手順で、静脈路確保は搬送を遅らせるため現場では行いません。自発呼吸があるため人工呼吸は不要です。

選択肢の確認

1.全身観察を行う:初期評価の次に行う手順です。正答です。
2.救急車内に収容する:全身観察と全身固定の後に行います。
3.静脈路の確保を行う:現場滞在を延ばすため行いません。
4.バックボードに固定する:全身観察の後に行います。
5.バッグ・バルブ・マスクで人工呼吸を行う:自発呼吸があり不要です。

覚えるポイント

「初期評価→全身観察(素早く)→ロードアンドゴー判断→全身固定→搬送」。順序を崩さないことが重要です。

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