第48回・2025年

48A059|第48回 救急救命士国家試験 過去問

内臓痛を疑わせる腹痛の所見はどれか。1つ選べ。

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正解4

正答

4.局在が不明瞭である。

この問題のポイント

痛む場所がはっきりしないのは内臓痛の特徴なので、答えは4です。内臓の痛みは脳が場所を正確に特定できないからです。

解説

腹痛には内臓痛と体性痛の2種類があります。内臓痛は腸管が伸びたり縮んだりして起こる痛みです。正中付近の漠然とした場所に感じられ、疝痛として強弱を繰り返します。悪心・嘔吐・発汗などの自律神経症状を伴います。体性痛は壁側腹膜(お腹の内側を覆う膜)が炎症で刺激されて起こる痛みです。場所が明確で持続し、体動や咳で強くなり、筋性防御や反跳痛(腹膜刺激徴候)を伴います。虫垂炎で心窩部痛が右下腹部痛へ移るのは、内臓痛から体性痛へ進んだ変化です。

選択肢の確認

1.持続性である。:持続する痛みは体性痛の特徴です。
2.体動で増強する。:動くと強くなるのは体性痛の特徴です。
3.自律神経症状がない。:内臓痛は悪心や冷汗などの自律神経症状を伴います。
4.局在が不明瞭である。:場所がはっきりしないのは内臓痛の特徴です。正答です。
5.腹膜刺激徴候を認める。:腹膜刺激徴候は体性痛の特徴です。

覚えるポイント

「内臓痛=漠然・周期的・悪心冷汗」「体性痛=明瞭・持続・体動で増悪・腹膜刺激徴候」。

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