48A072|第48回 救急救命士国家試験 過去問
発熱による生体機能の変化について正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1.免疫能の増強
この問題のポイント
発熱は体温を上げることで免疫細胞の働きを高め、病原体の増殖を抑える生体防御反応です。一方で代謝と酸素消費が増え、循環に負担がかかり、脳損傷後は二次性脳損傷を助長します。
解説
発熱は感染に対する防御反応で、白血球の遊走や貪食、リンパ球の増殖などの免疫能が高まります。その代償として全身の代謝は亢進し(体温1℃上昇で代謝は約13%増加)、心拍数と酸素消費が増えて循環の負担は増大します。体温上昇は脳の酸素需要を増やして頭部外傷や脳卒中後の二次性脳損傷を悪化させます。発熱時は皮膚血管が拡張して放熱するため末梢血管抵抗は低下します。
選択肢の確認
1.免疫能の増強:発熱の防御的な効果です。正答です。
2.循環の負担軽減:頻脈と代謝亢進で負担は増します。
3.全身代謝の低下:代謝は亢進します。
4.二次性脳損傷の軽減:脳損傷は悪化します。
5.末梢血管抵抗の増大:放熱のため血管は拡張し抵抗は低下します。
覚えるポイント
「発熱=免疫能増強(利点)、代謝・酸素消費・循環負担の増大、脳損傷の悪化(欠点)」。