第48回・2025年

48A077|第48回 救急救命士国家試験 過去問

維持透析傷病者の呼吸困難の原因として最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.溢水

この問題のポイント

透析患者の呼吸困難で最も多い原因は溢水なので、答えは2です。尿が出ないため透析の合間に水分が体にたまるからです。

解説

維持透析患者は腎臓で水分を排泄できません。透析と透析の間に水分と塩分がたまり、体重が増えます。体液が過剰になる(溢水)と肺うっ血・肺水腫になり、呼吸困難が生じます。透析の間隔が長い週明けなどに多いです。起坐呼吸や水泡音、下肢の浮腫を伴います。高カリウム血症は不整脈や心停止の原因です。透析患者は通常アシドーシスに傾き、アルカローシスにはなりにくいです。肺炎や肺血栓塞栓症も鑑別しますが、頻度は溢水に及びません。

選択肢の確認

1.肺炎:起こり得ますが、溢水ほど多くありません。
2.溢水:透析患者の呼吸困難で最も多い原因です。正答です。
3.肺血栓塞栓症:頻度は高くありません。
4.高カリウム血症:不整脈・心停止が主な問題で、呼吸困難の主因ではありません。
5.代謝性アルカローシス:透析患者では通常アシドーシスなので、誤りです。

覚えるポイント

「透析患者の呼吸困難=溢水(肺水腫)」「透析患者の心停止=高カリウム血症」「シャント側で血圧測定・採血をしない」。

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