第48回・2025年

48A078|第48回 救急救命士国家試験 過去問

ジュース類の多飲により生じる病態で認められる所見はどれか。1つ選べ。

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正解4

正答

4.アセトン臭

この問題のポイント

ジュースの多飲で起こる病態ではアセトン臭がみられるので、答えは4です。高血糖からケトン体が増えるためです。

解説

糖分の多い清涼飲料水を大量に飲み続けると高血糖になります。糖尿病の素因がある人では、インスリンの相対的な不足からケトアシドーシスに至ります。これをペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)と呼びます。ケトン体(脂肪が分解されてできる酸性の物質)が増え、呼気に甘酸っぱいアセトン臭が出ます。多飲・多尿、脱水、悪心・嘔吐、クスマウル呼吸、意識障害も特徴です。片麻痺は脳卒中、低血糖は逆の病態です。粘液水腫は甲状腺機能低下症、満月様顔貌はクッシング症候群の所見です。

選択肢の確認

1.片麻痺:脳血管障害の所見です。
2.低血糖:高血糖の病態であり、逆です。
3.粘液水腫:甲状腺機能低下症の所見です。
4.アセトン臭:ケトーシスの特徴的な所見です。正答です。
5.満月様顔貌:クッシング症候群の所見です。

覚えるポイント

「清涼飲料水の多飲+若年+意識障害=ソフトドリンクケトーシス(アセトン臭・脱水・クスマウル呼吸)」。

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