第48回・2025年

48A103|第48回 救急救命士国家試験 過去問

循環は安定しているが、頭を強く打って右耳からの髄液漏を認める傷病者を搬送する際、最も適切な体位は図のどれか。1つ選べ。

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正解1

正答

1.A

この問題のポイント

髄液漏のある頭部外傷は全身固定した水平仰臥位(図A)で搬送するので、答えは1です。頭蓋底骨折が疑われ、脊椎損傷の合併も考えるからです。

解説

耳から髄液が漏れるのは頭蓋底骨折(頭蓋骨の底の骨折)のサインです。耳や鼻を塞がず、清潔なガーゼを軽く当てて自然に流出させます。頭部外傷では脊椎損傷を合併している可能性を考えます。だから頸椎保護を含む脊椎運動制限を行い、全身固定した水平仰臥位が基本です。図Bのファウラー位や図Cの頭部挙上は脊椎保護が不十分になります。図DやEの側臥位は頸椎の保護と観察の面で本例には適しません。本例は頭蓋内圧亢進の徴候がなく循環も安定しているので、脊椎運動制限を優先した水平仰臥位が最も適切です。

選択肢の確認

1.A:全身固定した水平仰臥位で適切です。正答です。
2.B:ファウラー位は頸椎保護が不十分です。
3.C:頭部挙上は本例の第一選択ではありません。
4.D:側臥位は脊椎運動制限に適しません。
5.E:側臥位は脊椎運動制限に適しません。

覚えるポイント

「頭蓋底骨折(髄液漏)=塞がない・ガーゼを軽く当てる・経鼻エアウエイ禁忌・全身固定した仰臥位で搬送」。

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