48A107|第48回 救急救命士国家試験 過去問
下腿の断層を図に示す。前方筋区画症候群を来す筋区画はどれか。1つ選べ。

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正解: 3
正答
3.C
この問題のポイント
下腿は脛骨と腓骨、骨間膜、筋膜によって前方・外側・浅後方・深後方の4つの筋区画に分けられます。図で脛骨と腓骨の前方(骨間膜の前)にあるCが前方筋区画で、コンパートメント症候群が最も起こりやすい部位です。
解説
前方筋区画は脛骨と腓骨の間で骨間膜の前方に位置し、前脛骨筋や足趾の伸筋、前脛骨動脈、深腓骨神経を含みます。壁が硬く容積が小さいため、骨折や打撲による出血・腫脹で区画内圧が上がりやすく、コンパートメント症候群の好発部位です。図のAは骨間膜付近の深部、Bは脛骨側、Dは外側区画、Eは後方区画に相当します。前方区画の障害では足関節の背屈障害と第1趾間のしびれが出ます。
選択肢の確認
1.A:深部の区画で前方筋区画ではありません。
2.B:脛骨側で前方区画の位置ではありません。
3.C:脛骨・腓骨の前方にある前方筋区画です。正答です。
4.D:外側筋区画です。
5.E:後方の筋区画です。
覚えるポイント
「下腿の前方筋区画=コンパートメント症候群の好発部位(足背屈障害・第1趾間のしびれ)」。