48B030|第48回 救急救命士国家試験 過去問
特徴的な呼気臭を認める中毒物質はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.シアン
この問題のポイント
シアン(青酸)中毒では呼気や体液からアーモンド臭(苦扁桃臭)がすることが知られています。シアンは細胞の酸素利用を阻害する猛毒で、火災の煙にも含まれます。
解説
特徴的な呼気臭を示す中毒には、シアンのアーモンド臭、有機リンのニンニク臭、アルコール、糖尿病ケトアシドーシスのアセトン臭(中毒ではありませんが鑑別に重要)などがあります。アスピリン、インスリン、ベンゾジアゼピン、アセトアミノフェンには特徴的な呼気臭はありません。シアン中毒は火災現場での煙の吸入や工業用の青酸化合物で起こり、頭痛、意識障害、痙攣、呼吸停止が急速に進行します。
選択肢の確認
1.シアン:アーモンド臭を認めます。正答です。
2.アスピリン:特徴的な呼気臭はありません。
3.インスリン:呼気臭はありません。
4.ベンゾジアゼピン:呼気臭はありません。
5.アセトアミノフェン:呼気臭はありません。
覚えるポイント
「アーモンド臭=シアン、ニンニク臭=有機リン、アセトン臭=ケトアシドーシス、アンモニア臭=肝性脳症」。