48D005|第48回 救急救命士国家試験 過去問
45歳の男性。薬物乱用者の事情聴取中に反応が鈍くなったため警察官が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS20呼吸数36/分。脈拍124/分、整。血圧200/110mmHg。SpO2値95%。異常な発汗と瞳孔散大とを認める。 この傷病者が曝露した可能性があるのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5.アンフェタミン
この問題のポイント
頻呼吸、頻脈、著明な高血圧、発汗、瞳孔散大は交感神経刺激性のトキシドロームで、覚醒剤(アンフェタミン・メタンフェタミン)やコカインの中毒に典型的です。
解説
覚醒剤はカテコラミンの放出を増やして交感神経を強く刺激し、散瞳、頻脈、高血圧、高体温、発汗、興奮や幻覚を引き起こします。ヘロインやモルヒネはオピオイドで縮瞳、徐呼吸、意識障害を来し、トルエンやエタノールは中枢抑制が主で意識障害や失調がみられ、瞳孔散大と高血圧の組み合わせは典型的ではありません。
選択肢の確認
1.トルエン:中枢抑制と失調が主です。
2.ヘロイン:縮瞳と呼吸抑制が特徴です。
3.モルヒネ:縮瞳と呼吸抑制が特徴です。
4.エタノール:中枢抑制が主です。
5.アンフェタミン:散瞳・頻脈・高血圧・発汗の交感神経刺激症状に一致します。正答です。
覚えるポイント
「散瞳+頻脈+高血圧+発汗+興奮=覚醒剤・コカイン」「縮瞳+徐呼吸=オピオイド」。