第48回・2025年
48D007|第48回 救急救命士国家試験 過去問
60歳の男性。突然胸痛を訴えたため家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数28/分。脈拍120/分。血圧130/80mmHg。SpO2値98%。全身の発汗が著明である。心電図モニターを測定したときの波形を図に示す。 このときの対応として適切なのはどれか。1つ選べ。

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正解1
正答
1.汗を拭く。
この問題のポイント
汗で電極が浮いているので、答えは汗を拭くです。図の心電図は基線(波形の土台の線)が大きくゆっくり揺れており、これは発汗や体動によるノイズだからです。
解説
図の心電図は基線が大きくゆっくり上下しています。
これはアーチファクト(本当の心臓の電気ではないノイズ)です。
全身に汗をかくと電極が浮いて接触が悪くなり、基線が揺れます。
汗を拭き取り、必要なら皮膚を軽く拭いて電極を貼り直せば改善します。
交流障害なら細かく規則的なノイズになり、電源コードを抜くなどで対応します。
高周波フィルタは細かいノイズには効きますが、基線の揺れには効きません。
保温や緊張をやわらげることも、直接の対策ではありません。
選択肢の確認
1.汗を拭く。:発汗による接触不良への適切な対応です。正答です。
2.保温をする。:ノイズの対策にはなりません。
3.緊張をやわらげる。:筋電図ノイズには有効ですが、基線の揺れの主な原因ではありません。
4.高周波フィルタを使用する。:基線の揺れには効果がありません。
5.周辺の電気器具の電源コードを抜く。:交流障害への対応で、本例のノイズには合いません。
覚えるポイント
「基線の大きな揺れ=発汗・接触不良・体動→汗を拭き電極を貼り直す」「細かい規則的ノイズ=交流障害」。
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